こんにちは!着物着付け教室サロン・ド・ヴィーヴルの山口あゆ美です。
昨日の続きです。
ここ交野の星田は、地名にふさわしく星の伝承があるところです。
星田妙見宮はなんと!
816年に、隕石の落下により、山の半分が吹き飛んだ跡にできた神社なのです!
神社の由緒によると
平安時代、弘法大師が交野に来られた折、獅子窟寺吉祥院の獅子の洞窟に入り、佛眼仏母尊の秘法を唱えられると、天上より七曜の星(北斗七星)が降り、それらの星が三か所に分かれて地上に落ちたと伝わります。この時よりここに大師自ら「三光清岩正身の妙見」と称してお祀りされました。
とあります。
弘仁七年(816年)北斗七星が落ちた、というのは、北斗七星と同じ方向からやってくるペルセウス座流星群、その母彗星スイフト・タットル彗星からの隕石であったのではないか、と。
こんな階段を上がっていきます。
なかなかの急傾斜。
どんどん上がって、最後は本当にお山のてっぺんのてっぺんまで上がります!
本殿の裏には磐座が。織女石(たなばたせき)。
交野は本当に巨石が多い土地。
住吉大社にも確かあった(どこにでもある?)おもかる石。
心が澄んでいるから楽勝で持ち上がった(笑)
景色が素晴らしいです!
それでは、隕石落下の痕跡の場所に参りましょう!
えぐり取られた面に降りていきます。写真に撮ると平面的になってしまって、わかりませんが、かなりのえぐられ方。
隕石落下地点と伝わるところには登龍の滝という滝が。
この滝つぼに落ちたそうです。
隕石のかけらはどこにいったんだろう?とか気になることはいろいろありますが(笑)、史実として記録にも残っているということは、本当に落ちたのかなあとも思うし、この特異な地形を見ると、そう思わされますね!
こちらの神社はいつも美しく掃き清められていて、清々しい空気が感じられます。
不思議な自然現象が元になり千年以上もずっと続いてきた独特な信仰・・・人の心は千年前と今もそう変わらないのかもしれないと思わされます。
交野、枚方の一帯は古くは渡来人の多い地で、早くから機織りや土木などの先進技術が伝わったようで、七夕に関係する神社や伝説が伝わっています。
平安時代になると、交野ケ原と呼ばれ、貴族・天皇家の狩猟地として栄えました。
古今集・伊勢物語にもある在原業平と惟喬親王のエピソードの中の歌「狩り暮らし機織津女(たなばたつめ)に宿借らむ 天の川原に我は来にけり」は、今も枚方〜交野を流れる天の川の近くに狩りに来た折に詠まれたとされ、この頃には交野ケ原といえば七夕伝説とのイメージが定着していたようです。
また我が町の歴史スポットをご紹介したいと思います。
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