こんにちは。大阪・枚方・着物着付け教室サロン・ド・ヴィーヴルの山口あゆ美です。
ずいぶんブログを書けていませんでした。
たくさん書きたいことあったのです。
福井ワンデートリップの続きも。
そして、東京の娘のところに行ってた話も書こうと思っていたんです。
それが・・・
突然ぷーちゃんが天に召されてしまって・・・
あまりの突然さに心の整理がなかなかつきませんが、私が悲しんでいたらぷーも安心してお空に行けないと思うので、ぼちぼち動き出さないと。。。
ちょっと辛い、あまり読みたくないことかもしれませんが、私にとっての記録・・・ぷーの最後の姿を記録として残すために、書いておきます。
同じようにわんちゃんと暮らしている方に、少しでもご参考になればと思います。
~~
2021年6月29日(火)
・朝、パパを送る時に行ってらっしゃいのチュウをする私にヤキモチを焼いて、ジャンプジャンプして怒るぷー。「今日はぷーまだ寝てるね」
・パパを送って帰ってきたほんの10数分の間に、ぷーがおもらしをしていた。「あ~~!!もう、ぷーちゃん!なんで?」
・ママお出かけ。またおもらしされたらいやだと思い、ケージに入れて行く。
・夕方ママ帰宅。ケージから出した途端、お水を100mlくらい一気飲み。喉乾いていたのかなあ。ちゃんとお水セットしてたのに。晩御飯の仕度をしていると、ぷーがケージから出てこない。そんな時はだいたい何かをやらかした時。。。と思ったら、またおもらししていた!その後、3回、1日で5回もおもらし!どうしちゃったんだろう。もういいトシだからおトイレの場所を変えてやらないとダメかなあ。
・ご飯も食べた。ソファにも自分で上り下りする。寝てばっかりいるのはいつものこと。でも、この頃ママにも甘えてこないし、お腹を見せて「こちょこちょして~!」って言わない。
2021年6月30日(水)
・6:30 ぷーがお水をぺちゃぺちゃ大量に飲む音でパパ目が覚めたらしい。パパが「あ!またぷーがおもらししてる!」と。うんちはトイレでしてあって、下痢ではない。
ママの隣に戻ってきたぷーに「ぷーちゃん、どうしちゃったの?おもらしばっかりしてー」と言ってたら、たくさん吐く。「あかん!今日は病院連れて行こう!」
・7:30 と言ってるうちに、みるみるぷーの様子がおかしくなる。ぐったりして、はあはあ言ってる。9時まで待つのがもどかしい。
・8:30 家を出ようとキャリーバッグ(ピンクちゃん)に入れさせようとするも、立ち上がれず自力でも、私が入れようとしても入ることができず、抱いて行く。腕の中でみるみるぐったりしてくる!「ぷーちゃん!!しっかりして!!」
・9:00 診察。先生がぷーを床に下ろす。よろよろと左に左に行く。体を支えられない。「もしかしたら脳に何かできてるかも。この状態では麻酔もできないし、レントゲンだけしてみるね」とレントゲンを撮ると、腹水、胸水、肺水腫があり心臓を圧迫して息ができないと。なぜ水が溜まったかは今は何もわからない。
癌かもしれない、腎臓かもしれない、心臓かもしれない、、、わからない。
人間ならICUに入れて検査だけれども、犬だから麻酔が必要だが、こんな状況では麻酔ができない。また、点滴でおしっこを出すことも、この子の必要な水分まで奪ってしまいかねないから危険。水を飲んでおしっこを出すしかない。
また、とにかく呼吸ができないから、酸素室借りてきなさい、とのことで、大阪の福島まで酸素室を借りに行くことに。
その間、ぷーは預かってもらうことに。しかし、「その間にぷーちゃん亡くなってしまうこともあるかもしれませんが・・」と言われる。あまりのことに信じられない。
・12:00 酸素室を借りられた。16時の午後診の時間に迎えに行く。それまでぷーちゃん生きてて。。パパとママは何も食べる気がしないが、何か食べなくちゃ、とおそうめんをおうちで食べる。酸素室をセット。
・16:00 「ぷーちゃん大丈夫です。お薬飲んだからおしっこも2回して、疲れて寝てます」とのこと。よかった!一縷の望みをかけて。レントゲンもさっきよりも少しマシ。先生からはステロイド剤(利尿作用と少し元気が出る)と利尿剤を。
とにかくお水を飲むことと、今はおしっこを出すことが先決だが、ご飯がもしかしたらドッグフードは脂肪分が多く、下痢になるかもしれないから、ささみご飯をやってみるように、とのことで教えてもらう。家に帰るまでの車中でもぐったり。。。
・19:00 まっすぐ座っていられない、よろよろする、明らかに様子がおかしい!!もうこのまま死んじゃうかもしれない!
・19:30 たくさんささみを買ってきたから、最後になるかもしれないけど好きなだけ食べなさい!とささみご飯を作る。なんとさっきあんなによろよろしていたのに、モリモリ食べて完食!!お腹減ってたんだね~~~おいしかったんだね~~~!初めてこんなご馳走食べたね。いつもママはドッグフードとお野菜しかあげなかったもんね。こんなにささみが好きだったんだったら、いつもあげたらよかったね。ごめんね。。
・22:00 少し元気になった気がするが、酸素室ではお座りの姿勢か、お腹を下にはらばいになるが、頭をどうしたらいいか自分でもわからないみたい。パパによると、心臓を圧迫しないように、お座りが一番楽なのだそう。人間も同じだと。心臓が悪いのかなあと。。
子どもたちは、いろいろ調べて「手術してやって!クラウドファンディングでお金集めるから!」と言う。。150万だそう。。
今研修医の兄ちゃんは、当直中にあーだこーだと見立てをして言ってくる。ほかのお医者さんに連れていけ、とか、人間ならこうするのになんでしないん?とか。。。
パパと私は、子どもたちの気持ちはわかるし、ずっと生きていて欲しいけど、もしもよその病院に行き、治療したとしても、ぷーの寿命が数週間・・ひと月・・数か月?変わるのか。。でもその間、こんな酸素室に入ったままで点滴だとか注射だとかって・・それがぷーにとって幸せかどうか?
悲しいけど、もしもこれであかんとなっても、このままパパとママと一緒に過ごそう、、って決めました。
2021年7月1日(木)
・3:00 ママは酸素室の隣にお布団を敷いて、ぷーを酸素室から出し、酸素マスクを置いて仮眠。ぷーはお利口さんだから、「おしっこここでしていいよ」と言っても絶対に自分のおトイレじゃないとしないから、むくっと起きようとする気配があったら抱いておトイレに連れて行くと、うしろを向いてお座りしておしっこする。よかった!おしっこ何度かしている。
・7:00 朝が迎えられて良かった!心なしか元気そう。このままみんなが帰ってくるまで頑張って。朝ごはん、今日はささみとサツマイモにしてみたら、ほぼ完食!ちょっと食べさせ過ぎたかも。。
・12:30 今日は宅急便さんや工事の人が来たが、いつものように「ワン!」と酸素室の中で鳴いた。ちょっと元気出たのかも。
と思いきや、朝ごはんをそのまま吐いた。消化できていない。食べさせ過ぎたか。
・14:00 酸素室の中がびちゃびちゃ・・・おしっこではない・・・お水を全部吐いたのだ。吸収できていないのか。。ママがお掃除をしていたら、よろよろとしながらも、ママのお布団のいつもの場所にぷーちゃんがねんねしに行く。酸素をそこまで引っ張っていく。
・17:30 おしっこをした!よかった。。。でも、うんちが出ていないからきっとお腹が苦しいと思う。。。
・18:30 晩御飯の仕度をするママをいつもの場所から見ているぷーちゃん。ママが見えないと寂しいよね。
・19:00 ママのシーツにちょっと吐いている。かわいそうに。パパもうすぐ帰ってくるよ。
・20:00 呼吸数も60くらいありそうなので、酸素室に入れ、お水は飲みたそうなので近くに置く。頭をどう置いたらいいかわからないようなので、クッションで頭を支える。ちょっと元気なさそうだ。。
・21:30 パパが帰ってきて、ご飯。ぷーはどの体勢もしんどいのか、自分で向きを変えたりする。ママ、パパが帰ってきて少し安心してソファでうとうとしてしまった。
・23:15 自分で瞬きしているが、すごくしんどそう。。。
・23:45 瞬きはするが、呼吸が明らかに荒い。体が揺れる。明日の始発でみんな帰ってくるから頑張れ!
2021年7月2日(金)
・1:00 酸素室の中でお目々の瞳孔がぽっかり開いてきたような気がして、もうママの隣でいさせてやろうと、酸素室から出して酸素吸入。体を横にしたまま、目を開けたまま。呼吸は1分間に60回以上。。。なんとか明日まで。。。みんなに会えるまで。。。
・1:40 呼吸をするたびに、顎が上がっていくぷー。。「うう~~~~ん・・・」と 全身の力を振り絞るかのようにのけぞらせたその時、ブリブリブリ!と真っ赤なうんちを出す。。ああ。。。。かわいそうに。。。。お腹の中身が出たかのような真っ赤なうんち。。。苦しかったねえ。。。パパが「もうあかんな・・・」と言う。家族ラインに送ると、48時間連続勤務の兄ちゃんからも「あああーーー。。。。」と。。人間の最後と同じなんだって。。。あいちゃんは朝4時に起きて始発で来るって。あっちゃんも始発で来るって言ってるよ。兄ちゃんは午前の診察終わったら来るって。それまでぷー、生きててほしかったけど、こんなにしんどいのかわいそうやね。。。みんなにもう一度会わせてあげたかったな。。
・3:00 大きくて真っ黒な、がらんどうのお目々を開けたまま、荒い息をしているが、たまに大きなため息のようにリズムが狂う。何度か下血と赤い水のようなものがシャーっとお尻から出る。なんどもシートを変える。本当にかわいそうだ。。見ていられない。
呼吸のリズムが明らかに変わってきた!子どもたちにライン電話を繋ぎ、声かけてやって、と言う。ぷーの耳元にみんなの声を聞かせる。あいちゃんとあっちゃんのお顔も見せてやる。兄ちゃんは「俺は今患者さん来てるから無理や」という。
ぷーちゃん。。。。
呼吸が止まった。。。「ぷーちゃん息してない!」
でも聴診器を当てているパパが「まだ心臓動いてるよ!」
みんなで「ぷー!!!・・・」と名前を呼ぶ!!!
「・・・心臓止まった。。。」とパパ。。。
3:06 ぷーちゃんが天国に。。。
ママは不思議とその瞬間は涙が出なかった。
ぷーちゃん、しんどかったなあ。。。らくになってよかった。。。最後まで頑張ったんだね。。。
みんなが帰ってくるまで生きててほしかったけどなあ。。。
兄ちゃん「ぷーちゃんがうちに来てくれてよかったね」って。。。
本当に。本当に。
うちの家族になってくれて本当にありがとう!ありがとう!
みんなを笑顔にするためだけに生まれてきた子。
みんなに愛をたくさんありがとう。
家族だけじゃなく、うちに来る人みんなに愛されて、みんなに愛をたくさんありがとう。
それしか言葉がないよ。
パパは明日もお仕事行かないといけないから、ちょっとでも仮眠してね。
ママはぷーちゃんのお尻をきれいにして、お目々を閉じさせて(でも閉じないのね。。。)ぷーちゃんこのままじゃかわいそうだから、ちょうどいいベッドはないかなと箱を探す。
いつもの白いぷーのお布団の上にぷーをそっと乗せる。でも、あんよがもう曲がらなくなって、少し箱に突っ張ってしまった。ごめんね。もっと早くにあんよを曲げてあげなくちゃいけなかったんだね。反対側はべろがちょっと出ている。紫色だ。。。お目々も灰色。。。漫画で死んだ人の目が灰色で書いてあるけど、本当に灰色なんだ。。
白いお布団に寝かせてあげたら、本当にねんねしているみたい。いつものぷーのまんま、かわいい姿。。。まだ温かい。。。
ぷーの入った段ボールの横にお布団を敷いて、ママもちょっと寝るね。。
~~~
子どもたちが順番に帰宅。
あいちゃんは朝9時半。あっちゃんは11時半。まだ温かかった。
しんちゃんは夕方だから、保冷剤を頭とお腹にあてがう。うちは冷房ガンガン涼しいから大丈夫だろうけれど。。
みんなほおずりして号泣。。。
きょうだいだもんね、ぷーは。
何人かの仲良しに連絡し、お参りに来て下さる。ありがとうございます。
~~~
お葬式
そのままお庭に埋めようかとも言っていたが、やはりいろいろ考えて焼いてもらうことに。
家まで車で来てくれ、車の中で焼いてくれる「移動火葬車」というのを見つけました。
それなら斎場までの行き帰りの時間も、火葬の間の待ち時間もいらないし、おうちで供養してあげられる。
予約を取ると、夜になるとのこと。パパの帰りに間に合うから、パパもお骨を拾うことができてちょうどよかった。
箱からぷーちゃんを出して、お手々にあいちゃんのお手紙を持たせて、お花でいっぱいに。
大好きだったおもちゃやおやつ、最後に食べたごちそうも。。
この時はみんな泣いた。こんなにかわいいぷーちゃん。。。もうサヨナラなんて悲しい。。。もうこの柔らかくて、温かくて、ふわふわのぷーちゃんがいなくなっちゃうなんて。。。
~~~
1時間後・・・
きれいなお骨になったぷー。
お鼻が長かったぷーのお顔がそのまま。
担当者さんが丁寧に説明してくれて、手でお骨を入れてもいいし、お箸でもいいと。
骨壺にすべてのお骨が入り、子どもたちは小さな骨をそれぞれ持ち帰るという。
不思議なもので・・・
焼く前はあんなにみんな号泣していたのに、
焼いて白いお骨になると、「・・・・ああ・・・・きれいな骨やな」ってなったんです。
「焼く(火葬する)」ってこんな作用もあるのか。。。
浄化する、というか、気持ちを切り替える、というか。。。
悲しさはもちろんあるのだけど、もうこれでぷーはお空に行っちゃったんだ。と覚悟ができたというか。
まだ、おうちの中にはぷーの気配がそこここにあるし、いつも静かにねんねしていたから、今でも「ぷー!」って呼んだらどこからか「トコトコトコ・・・」って足音が聞こえてきそうです。
まだそこにねんねしている気がしてしまいます。
たくさんの写真、かわいい動画。。。
どれを見てもかわいい姿しかありません。
あの、温かいぷー、なんともくちゃい、いい匂いのぷーと一緒にねんねできないのはやっぱり悲しいけれど・・・「ぷー、ねんねするよ!」と言ったら、私の隣に走ってきそうだけど・・・これも少しずつ慣れていくことでしょう。。。
心の中にぷーはずっといるしね。。。
お空のお花畑で元気に走り回っていることでしょう。
ちょっと先になるけれど、いつかみんながそちらに行く時にはきっと待っててくれるね。
今まで本当にありがとう!
ぷーちゃん、大好きだよ。本当にありがとうね。
これからも、家族を見守っててね。。。
ほんのひと月前のぷーちゃん。
いつ悪くなっていたのか・・・気付いてあげられなくてごめんね。
Comments