こんにちは!大阪・枚方の着物着付け教室サロン・ド・ヴィーヴルの山口あゆ美です。
着物と帯は自分で着られるようになった!
だけど、自分はどの程度出来ているのかな?
なんか自信がないけど、これでいいのかな・・・。
帯が難しい~~~。
襟元がどうしてもうまくいかない!
などなど・・・
着物がひとりで着られるようになってから、いろいろと問題点が出て来るものです。
それはとっても正しく、素晴らしいこと!
だって、そう思うということは、「もっと素敵に着こなしたい!」「もっときれいな着姿になりたい!」という向上心があるということだから!
当サロンではコロナもあり、この数年はマンツーマンでのレッスンを中心にやって参りました。
マンツーマン、グループレッスン、それぞれに一長一短があります。
マンツーマンだと
細かいところまでおひとりに特化してお教えできることや、習得の早い人が遅い人を待ったり、逆に待たれるプレッシャーを感じなくて済む、などの利点があります。
しかし、逆に
他の方と比べられないので、自分がどの程度までできているのか到達度が分かりにくい、とか、自宅での復習お稽古が出来ていなくても他の方に気を遣わなくてもよいので、少しサボってしまいがちになったりも。
そこで今回は、最速着付けレッスンを卒業された方々(全くの初めてさんからスタート)、並びに、お若い頃着付学院を卒業された方でマンツーマンブラッシュアップレッスンに通って下さっている方の3名合同で、初めてのグループレッスンを致しました。
初心者からスタートのHさんとYさん、すでに最速6回の着付けレッスンで着物と帯(名古屋帯、袋帯)はマスターされています!(素晴らしい~!!)
そして今回も、皆さん早朝から頑張って着物を着て教室まで来て下さって、これが実はすご~~く重要なミッションだと考えています。
・時間までに着物を着て出て来る練習
・実際に着て車や電車に乗ることでわかること
を体感するためにすごく重要なお稽古なんです。
1.
Hさんはすでに冬の間は何度か着物でお出かけもされていて素晴らしい!!
ですが、このところは着物を着ることもなく、久しぶりに袖を通されたそうです。
着物も帯も両方お悩みはあるとのことでしたが、今日は帯に集中しましょう!
ビフォーアフターをまずご覧ください。
(ビフォー)帯の素材が柔らかいこともあり、ぶわぶわになってしまって・・・とおっしゃるHさん。
このお悩みはよくあるお悩みですよね。
(アフター)お太鼓の位置が高くなり、ぴったりと背中について、シャキッとしました!
ポイントが上に来たことで、スラっと見えませんか?
お太鼓の大きさが小さく感じるのは、Hさんが足が長くて腰が高い位置にあるから。
基本のお太鼓の下線は帯の下線なので、今日は基本の線に合わせ、たれの長さで全体の大きさを調節。
腰の位置が高い方は、もう少しお太鼓を大きくなさっても良いですね!
2.
Yさんもお子さま方のお世話がまだお忙しい中、とても頑張られて、ご自分で着られるようになられたのですが、まだお出かけは未経験。
早朝からお弁当も作ってからの着物姿、どんなにか時間のやりくりも大変だったことでしょう!
Yさんのビフォーアフターもどうぞ!
(ビフォー)お義母様のポイント柄の帯なので、短いこともあり、柄がうまく出なかった。
これもよくあるお悩みです。
(アフター)バッチリお柄がいい位置に出ました!
上が少し隠れているくらいがある意味おしゃれ。重心も高くなります。
お太鼓の位置も高くなり、すらっと見えますね!
Tさんのアフターもどうぞ♪(ビフォーのお写真撮り忘れ、申し訳ありません!)
Tさんは前に習った時の癖で、お太鼓が斜めになってしまうというお悩みがありました。
来られた時は斜めに歪んでいて、このような縞の帯だと、歪んでいると余計に目立ちます。
必ず帯の布目を通すことがとても重要です。
練習の結果、お太鼓の上線がきちんと水平で、帯もきちんと背中についていて気持ちがいいですね!
お着物の合わせ方も、ちゃんと裾すぼまりになっていて美しいです!
Hさん、Yさん、そして経験者でお茶会などにもしょっちゅう着物を着てお出かけされているベテランのTさんもお悩みはほぼ共通しています。
<帯の問題点>
・お太鼓がぶわぶわになって、シャキッとならない。
・柄がうまく出ない。
・お太鼓が歪む。
今回はこれらの点を改善するようにお稽古しました!
(お稽古中の写真も頑張り過ぎて取り忘れ(^^;)
そして、帯周りの帯締め、帯揚げの処理。
人さまから見えるのはここなので、この仕上げは最重要ポイント!
帯締め、帯揚げが美しいと、それだけで着物上級者に見えますので、ここはお茶で言うところの割り稽古が必至。
グループレッスンだと、他の人のやっているのを見て、なるほど、ここはこうなってるのね!とか、この方は体型がこうだからこうなるのね!といろいろと気づきがあったようです。
また、皆さん、着方の手順を覚えるまでは私に言われるがまま、ある意味がむしゃらにされていたと思うのですが、着られるようになった今は、いちいちの動作や手順にすべて意味があることがはっきりと理解できるようになられます。
ここを引っ張るとこうなる。
この手順は、ここを美しくするため。
逆に、
これをきちんとしなかったからこうなっちゃったんだーー。とか(笑)
意味がわかれば、記憶として定着します。
ですが、
体で覚えなければ(手が覚えなければ)頭で覚えただけでは絶対にできない、というのも事実。
着物の着付けもスポーツや楽器と似ているかな?
やはりトライ&エラー、そして修正。
正しいお稽古と実践あるのみ、ですね!
頑張って集中してお稽古した後は皆さんとペケレさんでおいしいランチ。
シェフとご一緒に♪
ランチ後、成田山でのお詣りの後ろ姿をパチリ!
皆さん、来られた時とは全然違うシャキッとした後ろ姿♪
これからも定期的に着物に袖を通す機会を作るようなお稽古を致します。
グループレッスンについてはこちら♪
着物が着られる方も、どうぞお気軽にお問合せ下さいね!→ 問い合わせはこちら♪
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