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第21回上方花舞台初日観劇で感激!@国立文楽劇場

更新日:2021年9月13日

こんにちは!大阪・枚方・着物着付け教室サロン・ド・ヴィーヴルの山口あゆ美です。




9月に入り、この数日は雨で急に秋の気温に。




ご縁があって、初めて尾上菊之助さんの舞台を観劇する機会に恵まれました。

日本橋の国立文楽劇場にて9月3日初日の第二十一回上方花舞台。







もう!!幕が開いたら、舞台から発せられるあまりの美しさ、オーラ、パワーに、涙が出るほど感激!!




一部は舞踊、二部は舞踊劇というのでしょうか。

お芝居仕立てで、菊之助さんが6人の全く違うキャラクターに扮しての出し物で、3時間近くの舞台でしたが、全く集中力途切れずに拝見できました。




一部では「藤娘」の藤の精、二部では「六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)」で中村梅枝さんの小野小町をめぐり5人の男性がみんなフラれるという楽しい趣向。




舞踊の「藤娘」は大津絵の藤娘が絵から抜け出して踊る・・というお話し。

こちらが大津絵の藤娘。(画像はお借りしています)





本当にこの絵のように可愛らしくて、可憐で、爽やかな色気があって、華やかで、酔っぱらいながら踊っても品がある藤の精。




下の絵は、東京新聞の記事からお借りしました。



女らしさ、なんて言ったらダメ!と言われる世の中になりましたが、やっぱり私は純粋に、歳を重ねても永遠に、こんな女の子になりたいと思いました( ´艸`)←女のコ言うなー!というツッコミが聞こえる(笑)




また、踊りのBGMの長唄の歌詞もおもしろい!




滋賀にご縁のある私には、掛詞や縁語で詠み込まれている滋賀の名所の地名が楽しく、うれしかったです。




おなごに神かけてあわづ(粟津・会わず)と三井のかねごと(三井寺の梵鐘・繰り言)も


かたい誓いの石山に(誓いの固さ・石山の石の硬い)


身は空蝉のから崎や(からっぽからの縁語の唐崎)


ようもの瀬田(乗せた)にわしゃ乗せられて


踏みも堅田のかただより(そこにいくのが難しいの意味の難い・堅田)

などなど・・・





昔、大学で学んだ義太夫の台本と同じ!耳で聞く言葉遊びです!





二部では菊之助さんの5人の演じ分けが圧巻!





重厚なんだけど煩悩を秘めた僧正遍照、軽妙な遊び人文屋康秀、正統派立役の在原業平、エロ坊主の喜撰法師、悪役の大伴黒主と、同じ人が演じているとは思えない!

まさに、変幻自在の菊之助様!




すっごいなあ~~~あの可憐な藤娘がこのお坊さん!?

信じられなーい!まさにジェンダーレス!?(笑)





テレビでは時々拝見していて現代劇もこなされる歌舞伎の御曹司、富司純子さんの息子さん、寺島しのぶさんの弟さんだなあ・・と思っていましたが、今回舞台を拝見して改めてすごさを実感!




一朝一夕では身に着けられない様々な鍛錬と生まれ持っての気品、花というものがあるのですね。。。




音楽もすごく豪華で、長唄あり、義太夫あり、清元あり、こちらもまさに競演!

私も三味線を少~しだけ習っていましたが、和の音楽は本当に難しいと思います。。。

どうやってあんな長いのを覚えたり、演奏されているのかと思います(^-^;




長らく出していないお三味線をまた再開したくなってしまった。。。

楽器はお稽古をしなくちゃいけないから、これができるのか、わたし。というのが問題だね(^-^;





今回、久しぶりにこんな華やかな舞台を鑑賞して、演者さんたちはもちろん、陰で支えておられるスタッフさんたちの努力やご苦労を改めて感じ、早く以前のようにこんな公演ができますようにと祈らずにはいられません。




また、ただ「キレイ~~!」と見て楽しめるのはもちろんですが、お衣装、BGMである長唄などに出てくる日本語の美しさ、古典文学の下地があってこそ楽しめる言葉遊びや趣向、踊りの振りに込められた意味など、日本文化のすべてが凝縮されているなあと思いました。




ぜひまた鑑賞して、そこから広がる世界をもっともっと知りたくなりました!




この機会を下さったKさん、ありがとうございました。





<今日の着物>

豪雨でしたがめっきり秋めいてきたので、色と帯の柄で秋の風情を表しました。

本当は、菊之助さんと演目の「菊」に因んで、菊の帯留をしていきたかったのですが、穴が細くて狭すぎて三分紐が通せず断念⤵ 残念~~~( ;∀;)


・絽の市松模様の中に沢瀉(おもだか・水草)が描かれた小紋

・麻の秋草模様の袋帯

・辛子色で少し秋の色を足しました







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